世界で導入されているビデオ判定は日本には無い

近年、世界のサッカー界ではビデオ判定が導入されている地域が増えています。ドイツやイタリアなどのサッカー先進国でも導入されていることが多く、注目を集めています。ただたびたび試合がストップすることに戸惑いを覚える人は多く、本当に必要なのかという疑念は残ります。一方でカードの枚数やファールは少なくなり、抗議の件数も減少傾向にある側面も確認されていることからおおむね好評という見方もできます。

日本サッカーJリーグではこうした制度はありません。今でも審判の目ですべての判定がなされています。日本サッカーJリーグの現状は審判へのリスペクトがやたらと低く、執拗な抗議や審判への疑念が高まっています。またビデオ判定がないから審判にバレなければ大丈夫という考え方も横行しており、その考えでビデオ判定がある国際試合に臨んで痛い目を見るケースが出始めています。

日本ではビデオ判定を導入するにはお金がかかるなどの問題点があります。ただ基本的にほとんどの試合がネットで配信されておりその映像を使うことも技術的には可能です。ワールドカップでも行われており、いずれは世界基準になることも考えられます。日本サッカーJリーグがどのように対応するのかが注目です。